今日は財布の中身が極端に軽いため遠出は断念。
近場の愛宕山に行って来ました。
昼食代も捻出できないので、自宅で作ったおにぎりと自宅にあったカップ麺、そして熱湯をポットに入れて持参。
交通費を含め全て合わせても1,000円未満で雪の愛宕山を楽しみました。


本日のウオーキング歩数、41,970歩。


2008年1月14日(




京都駅着。
嵯峨野線ホームへ。
隣接するホームへ関空特急「はるか」が到着。



嵯峨嵐山駅着。
往路は六地蔵駅から乗車しましたが、六地蔵からここ嵯峨嵐山までは運賃は320円。



トロッコ嵯峨駅も新春の装い。
トロッコ列車は今日はどうやら運休のようです。



トロッコ嵯峨駅内のデゴイチ。



愛宕鉄道の廃線跡の道路を歩いていると偶然にも「まゆ村」の副村長さんにバッタリと出会いました。
村長夫人の※?歳の誕生日でケーキを買いに三条通まで行った帰りだそうで、大きなケーキの箱をかかえておられました。
副村長としばし談笑したあと歩を進めます。
五山の送り火の「鳥居」の火床が見えてきました。



今は嵐山高架道路になっている旧愛宕鉄道の線路跡から見る奥嵯峨の風情ある家並み。
この近くに階段がありますが、その階段は、愛宕鉄道の鳥居本駅を下りた人達が愛宕道に向かうためのものでした。



一の鳥居を通過。



愛宕(おたぎ)念仏寺。
時間がないので今日は寄りません。



愛宕念仏寺からは清滝トンネルが見えています。



愛宕念仏寺境内。



単線用の愛宕鉄道のトンネルをそのまま使った清滝隧道(ずいどう)着。
ここは愛宕鉄道のトンネルでした。
軍事用に使うために線路が撤去された後このトンネルは三菱航空機・機体工場第14工場となり、敗戦までの期間毎日500人もの人がこのトンネルの中で働いていたそうです。
このトンネルは現在「心霊スポット」だとか何とか言われたりもしています。
でも私は深夜にたった一人で何度かこのトンネルを通っていますが、別に何も出ませんでした。
カーブが多く長くて昼間でも暗いこのトンネルは、「何かいる」「何か見える」などといういわば「自己催眠」を知らず知らずにかける条件は揃っていると言えますがね。
え?「真夜中にたった一人でこのトンネルを通る」という行動自体がおかしいですって?!
そ、その通りですね。(^_^;)
でも、自転車で本格的に乗り始めてからも何度も登っていた冬の愛宕山。
雪で時間が思い切りかかって愛宕山からの下山が遅くなることもあり、通りたくなかったけれど仕方なく通ったんですがね。(~_~)



持参したLEDライトを点灯しながら無事にトンネルを通過。
狭いトンネルなので歩行者にとっては危険がいっぱいのトンネルなのです。
このトンネルを越えようと思えば安全のために日中でもライトを持参されることをお勧めします。



トンネルを越えると左側に愛宕鉄道の清滝駅跡が。
今では京都バスの駐車場とバス停になっています。



石仏を見ながら急坂を下ります。






渡猿橋。
「京都一周トレイル」の懐かしい文字が。
かつて一周したことがあるコースなのです。



トレイルコースの案内。



清滝川の清流。



清滝の家並み。
今では静かな清滝も、愛宕鉄道全盛の頃には一大リゾート地として隆盛を誇った場所なのです。



懐かしいポストが現役!



愛宕神社表参道の鳥居が見えてきました。



旧愛宕ケーブル清滝川駅へ向かうための階段。
当時のお客さんはきっと、美しい風景と目の前に見えてくる愛宕ケーブルに胸を弾ませながらこの階段を上がっていったことでしょう。



表参道へ。



愛宕神社まで4.2km。



参道脇の石地蔵。



一合ごとに参拝者の安全を祈る石地蔵が。



参拝の心得。



表参道右脇には愛宕ケーブルの線路跡が残っています。



階段を登り初めてすぐ汗だくに。



「お助け水」前通過。



落雷に打たれたと思われる「火うち権現跡」近くの巨木。



愛宕山の気象の激しさを象徴するような風景。



「火うち権現跡」の説明。



壺割坂(十八丁目)。



汗だくの歩きですが、参道脇の石仏に心が和みます。



二十丁目。






二十五丁目にある休憩所着。



休憩所がある二十五丁目はかつての茶屋跡。



ささやかな昼食をいただきます。
カップ麺は98円、おにぎりは家の冷ご飯、昆布の佃煮はJR嵯峨嵐山駅近くのスーパーで210円で購入。
飲料水の2リットルペットボトルは100円。
昆布の佃煮は帰宅後も2週間ほど冷蔵庫に入れて利用しましたので、この山行では20円分ほどした食べていない計算。



大杉大神を過ぎた辺りから雪が見え初めてきました。



参道にも雪が



キレイな雪!



京都市街が一望できる展望ゾーン着。



京都市街地の眺望。



標高を上げるに従って少しずつ雪が増えてきます。
それでも強い冬型気圧配置の割には雪量は驚くほど少なめ。



水尾の分かれ。



「水尾の分かれ」にある小さな休憩所前を通過し愛宕神社目指してほんの少し(50m程度)登った場所で右折。
旧愛宕鉄道(鋼索線)愛宕駅を目指します。



愛宕駅跡着。
愛宕駅は決して「幻」などではありません。
1929年4月開通の鋼索線の愛宕駅跡は、今現在でも間違いなく存在しているのです。



1944年に、愛宕鉄道鋼索線・愛宕スキー場・愛宕山ホテル・清滝遊園地・愛宕遊園は廃止されました。
今は2008年1月。
実に64年もの年月が経ているにもかかわらず、今でも駅舎は木造部を含めこのような状態。



朽ちた柱。



この駅舎はいずれ近いうちに崩落するはず。
だから私は、この駅舎の姿を愛宕山に登るたびに見に来るつもりです。



風化した階段を上がります。
風化の象徴とも言える「石灰ツララ」に加え厳冬期の今。
ツララがあちこちに。



二階部分。
かつてはここには食堂がありました。
素晴らしい眺望が楽しめる食堂で人気が高かった場所なのです。



二階の天井。
石灰ツララに加え、氷のツララが多数ぶら下がっていました。



二階のバルコニー。
かつては多くの人が談笑しながら素晴らしい眺望を楽しんだはずの場所。
今では人の姿があるはずもなく、時おり風の音が聞こえるのみ・・・・・・。




一階へ。
駅舎の窓から外を見ます。
この駅舎一階部分は完全に壁がなくなっていますが、かつてはいくつかの部屋にくりられていました。



膨張した柱
中の鉄筋が酸化し錆びついて膨らみ、それによってコンクリートが割れてきています。



風化した外部の庇。



駅舎地下室へ。
地下室は一階や二階と比較すると風化の度合いは低く、状態は比較的良好。



ケーブルカーのワイヤを巻きあげていた機械の土台。



機械室内部から駅ホーム方向を望む。



地下室から外へ。



駅舎跡に別れを告げます。



再び表参道へ。



ハナ売場。



ハナ売場の説明。



間もなく黒門。



黒門へ。



黒門の説明。



到着!



凍りついた階段をゆっくりと慎重に・・・・。



案内図。



愛宕神社への参拝の前にまずは三角点を目指します。
きれいな樹氷。



遠くに比良連峰を望む。



首無地蔵との分岐。



首無地蔵との分岐を越えて歩いていると車が通り過ぎて行きました。



三角点に至る林道との分岐点。
とっても分かりにくいです。



新雪を踏みしめながら急坂を上がります。
シューズは、八幡サテイの閉店セールで半額で買ったウオーキングシューズ。



三角点へ。
意外なほど雪が少なめ。



標高890.5mを示す記念板。



Uターン。
再び首無地蔵との分岐点通過。



愛宕神社境内へ。






門をくぐります。



午後遅くの気温が−4℃。
気温が高いのに驚きます。



参拝を終え下山開始。
荷物運搬用と思われるモノレール。
こんなものがあるのに今まで気づきませんでした。



気温が次第に低くなっていることを感じながらスリップしないように細心の注意を払い階段を下ります。






下山途中で雲が切れいい天気になってきました。



大杉大神前通過。



朽ち果てた杉の巨木。



下山完了。



もう辺りは薄暗くなっていました。



清滝のバス停にはバスが停まっていましたが経費節減のためバスに乗らずにウオーク続行。
鳥居本の料亭「平野屋」の暖かそうな灯りが見えてきました。



とってもいい感じ。






まゆ村さんに新年のご挨拶をと思ったのですが時刻が遅くかなわず。
ドンドン歩きます。
「宿場料理」のお店がありました。
お、おいしそう!



JR嵯峨嵐山駅着。
トロッコ列車の駅舎にはきれいな電飾が。



JR宇治駅着。
帰宅を急ごうっと!
もちろん、バスでなくウオークでですがね。




愛宕山。
何度登っても素晴らしいと感じます。
そして「しんどかったな」とも。(^_^;)



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