今日の土曜日は、用事があって一日中「京都国際マンガミュージアム」で過ごしました。
ミュージアムへ入ったのは初めて。
ミュージアムではずっと忙しかったわけではないので、楳図かずお氏の「おろち」の1巻と2巻を完読。
楳図氏の作品は昔読んだ時も怖かったのですが、今読んでもやっぱり怖かった。(@_@;)

本日のウオーキング歩数、14,337歩。

2008年3月8日(土)




JR奈良線・宇治駅着。
駅名プレートの狭い出っ張り空間に鳩がとまっていました。



駅前のポスト。
茶壷型です。



京都駅着。
京都国際マンガミュージアム玄関前の集合時間まで少し間があるので、しばし京都駅構内で列車ウオッチ。
特急「はしだて183系」が停車中。



「はしだて」の列車プレート。



京都と天橋立の間を走るこの「はしだて」は、山陰本線の園部〜福知山間と北近畿タンゴ鉄道の福知山〜天橋立間の電化に伴い今から12年前に生まれた特急電車。



「はしだて」の運転席をズーム!



同じホームの南側に関空特急「はるか281系」が到着。



短い時間だったもののとっても楽しかった京都駅での電車ウオッチを終え、地下鉄で烏丸御池へ。
駅から出て烏丸通を少し北上し京都国際マンガミュージアム着。



開館時間前でしたが、私は今日ここで開催されるとある行事のスタッフなので館内へ。
館内へ入るのはこの日が初めて。
30万点という蔵書の数に圧倒されます。
海外のマンガも蔵書として自由に読めますが、そうしたとなどからここが「国際」と名前がついているのかもしれません。



館内を周ります。
この建物は、昭和4年に建設された龍池小学校の鉄筋コンクリート製校舎をそのまま利用したもの。
昭和初期の鉄筋コンクリート製の建築物は、当時としては珍しいものでした。
それがこうして現役で利用されている。
素晴らしいなって思います。



紙芝居の部屋へ。



紙芝居。
私が幼かった頃のことを思い出します。
当時の私は、紙芝居を見る条件である「水あめや型抜き等を紙芝居屋さんから買う」ということができませんでした。
でも紙芝居は観たかったので、水あめや型抜きなどを買って紙芝居を観ているみんなの後に隠れて紙芝居を観たり、あるいは物陰に隠れながらチラチラと観ていたものです。
その頃我が家の近くに周って来ていた紙芝居屋さんは片腕が無く、片手だけで器用に紙芝居を扱っていたのですが、それは私にとっては驚きでした。「凄いな」って思いました。
でももっと驚くことがありました。「タダ観が見つかりませんように。」思っているのに、その紙芝居屋さんはほぼ100%間違いなくタダ観している子どもを見つけ出すのです。(;一_一)
「コラ!タダ観すな。」と紙芝居屋さんから何度も大声で怒鳴られたことは、単にその言葉だけでなく声の質を含め今でも鮮明に思い出せます。
怒鳴られたらダッシュで逃げ、そしてしばらくしたらそっとまた紙芝居に近づく・・・・・。
今の庶民の生活レベルが夢のように思える、人々が今よりはるかに貧しかった時代のことです。
紙芝居屋さんが紙芝居を読む声はとっても魅力的。今でも紙芝居で聞いた迫力あり臨場感溢れるその声は忘れていません。
これからも忘れることはまずないはず。
当時の私は紙芝居を観るのに必死だったんですが、その片腕のおじさんは自分と自分の家族の生活を守るため必死だったんだなってことは、今でははっきりと認識できます。
私が幼い子どもの頃に年配だった紙芝居屋さんは、あるいはもう健在でないかもしれません。仮に健在であったとしても、私にはその所在を確かめる術はありません。
再会して「あの時はタダ観ばかりしてすみませんでした。」と謝り、そして酒を酌み交わすことができれば最高なんですが、そんなことができる可能性は悲しいながら皆無。



用事などでなく、プライベートで一度ゆっくりと来てみたい場所です。



午後1時半を過ぎてから昼食を食べに外へ出ました。
御池通りを東進し、京都市役所西側の「おいしくて格安」の洋食店を目指します。
御池通りの通称「御池桜」と呼ばれる桜の樹を見つけました。
サクラの花はもう「落下盛ん」状態。



1月末には満開になる御池桜ですが花の時期は結構長く、3月なのにまだこうして咲いています。



冬に桜が咲く・・・。
とっても不思議な気がしますが実はこの桜は「不断桜」という名前で、年中枝のどこかに花をつけているという実に何とも不思議な桜の樹なのです。
不思議なこの桜の樹のことは、古い文書などにも書かれているそうです。



ボリュームがある「エビフライとハンバーグ」のCセットを、ご飯大盛りで注文。
780円という格安の料金を支払って満腹になり、再びミュージアムへ。



午後になり館内は人が増えてきました。
それでも「満員」ではなく余裕でマンガを読むことが可能。



紙芝居はやっていないかなあ・・・・。
やっていません。
時間が決まっているんだろうなって気がします。
紙芝居が行なわれる時間のことを調べたり尋ねたりしたわけではないんで、あくまで推測ですが・・・。



ワオ!
「のらくろ」があった。



一日の用事を終え帰路に。
地下鉄を京都駅で下車し、いったん地上へ。
化粧直しを終えた京都タワーを眺めます。



京都タワーは1964年12月に完成。
建設当時は、タワーに建設に関して京都の景観論争が激しく行われたものです。
この京都タワーは、鉄骨を一切使わない「モノコック」という特殊な構造で建設されました。




初めて中に入った「京都国際マンガミュージアム」は、私が考えていた以上に素敵でした。
一度、プライベートでぜひ行ってみようと思います。



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