今日は所要で、昔の暮らしが展示してある場所に訪れました。

2008年3月某日




石碑がいっぱいあるのに驚き。









館内へ。



踏車。
足で踏んで池や川から田に水を入れる道具。
この道具を設置した横に竹の棒を立て、それにつかまって足で「羽」を踏んで車を回転させました。
子どもが家の手伝いとして動かすことが多かったようです。



実った稲を脱穀した後の選別機。
左下に出口が二つあるのが分かるかと。
右側のハンドルで車を回転させ、その風圧で左端からゴミや藁くず等が飛び出て取り除かれる。
そして、質が悪かったり割れた軽い米は遠く飛び二つある出口のうち風源から遠い左下側の口から落下。
質の高い割れておらず質量が高い良質の米は、遠くに飛ばず右下の出口から落下。
電気などのエネルギーを全く使わない装置。



藁ぞうりに藁靴。



篩(ふるい)。
粉米(こごめ)と品質のよい米とを選別します。



脱穀機。
千歯扱ぎ(せんばこぎ)による脱穀の重労働から人々を解放した優れもの。



千歯扱ぎ。



田打ち車。
回転して土を耕しながら草取をします



天秤棒。
時代はずいぶん違いますが、一心太助もこんな道具で魚を売りに歩いていたかも・・・・。



草取りやワラ仕事などで使った雁爪。



馬鍬(まぐわ)。
牛に引かせて代かきをする道具。



「ツチノコ」との説明がある道具。
「幻のヘビ」と同じ名前です。
そう言えば、幻のヘビと騒がれているツチノコは「アオジタトカゲだ」という有力な説もあるようですね。
この道具の使い道が分からなかったのですが、蕎麦を打つ道具の「槌」なのでしょうか。
幻のヘビであるツチノコは、漢字で書くと「土の子」ではなく「槌の子」。
それは、目撃された生物の姿形が蕎麦打ちで使う「槌」に酷似しているからのようです。



縄を巻く道具。



大型の道具。
雌牛に引かせて土を耕します。



これも人力で起こした風で米を選別する装置だったように思います・・・・。(はっきりとはしませんが)



洗濯板。
洗濯機を庶民が使えるようになるまでは洗濯は重労働でした。
我が家には昔、このような「洗濯板がありました。



これは一体何かと言うと、赤ちゃんを入れる道具。
多忙な農家が家族で仕事に出かける時、赤ちゃんを家に放置するわけにはいかない。
かと言って、野良仕事に赤ちゃんを連れて行っても、誰もその安全見守ることができない。
そこで、藁でこのような道具を作って、そしてこの中に赤ちゃんを入れて赤ちゃんの身の安全を図りました。
藁でできたこの小さなかごが赤ちゃんの揺りかごだったとは!



火鉢。
我が家にも昔は火鉢がありましたが、それはこのような丸型ではなく陶器製の丸型でした。



ちゃぶ台。
これを見てまず最初に私が感じたことは、コミック「巨人の星」の主人公である星飛雄馬のお父さんがひっくり返しそうなちゃぶ台だなってこと。
もっとも、星飛雄馬のお父さんがちゃぶ台をひっくり返したのは意外に少なく、2回だけだと聞いたことがありますが。
でもよく見ると、このちゃぶ台には真ん中に炭を入れるようになっている部分があります。
これをひっくり返すととっても危険。
もっとも、「巨人の星」はあくまでフィクションですがね。



階段状のタンス。
と言うより、階段の下を利用した収納。
このタンスは実際には階段として使用されていました。



レイジオ。
我が家に昔あったラジオはこのようなプラスチック製でなく木製でした。
そう考えると、このラジオは我が家に昔あったものより新しそう。



三矢サイダーかと思ったら三矢シャンペンサイダー。
過去に、三矢シャンペンサイダーの復刻版が発売されました。
これは、その復刻版かもしれません。
ところで、サイダーとラムネの違いをご存知ですか?
実は両者とも全く同じものなのです。
メーカーが異なると味も違うということはありますがね。



針箱。



必ずしも同じ時代の物ではないものの、多くの道具が並んでいるのは素晴らしいもの。
右下の木製の格子の中に入った「UFO」のようなものは、昔のコタツ。
中に炭火を入れて使うため、寝ぼけて蹴飛ばして中身が布団にこぼれるととんでもない事態になります。
そうならないため、このコタツにはどのように回転しても必ず上下が同じに保たれるような工夫がされています。
凄いなって思いました。





豊かではなかったけれど、人々が自然と共にしっかりと生きていた時代。
短い時間でしたが、そんな時代にタイムスリップすることができました。


ホームに戻る






















































inserted by FC2 system