今日は「おしょらいさん」(お精霊さん)迎えの日。
京都ではお盆の精霊迎えを「おしょらいさん」と呼びます・
きっと地域によって呼び方が違うんでしょうね。
例年は家族が早朝にお迎えに行ってくれていたんですが、今年はその家族は入院中。
そこで今年は私と、そして東京から帰宅している長女の二人でお迎えに。

2008年8月9日(土)





東京から夜行バスで早朝に東京から帰ってきた長女と共に、庭で実ったトウモロコシを汗だくになりながら収穫。
小さな小さなたった一粒の種を植えただけなのに、こんなにも立派なトウモロコシが実りました。



収穫した直後に茹で上げたトウモロコシ。
収穫時にトウモロコシの実の上部の細いひも状の生えている部分に、実に多くの甲虫が生息していました。
大きさはゴマ粒ほど。
色が黒い虫なので本当にゴマにも思えてきます。
その虫と、虫に食害された部分を切り取って数分茹でました。
トウモロコシは水が十分に沸騰してから入れるんだと以前 妻から教えてもらいました。
茹でれば茹でるほど甘味が逃げていくからだとか。
だから沸騰した熱湯で短時間茹でるのがいいそうです。
新鮮なトウモロコシなので、5分弱茹でて鍋から上げました。
食べてみるとそれはそれは・・・・・・、驚くほど甘味が強く濃い味が。



トウモロコシの収穫を終えて、茹であげてからしばし休憩。
休憩を終えた後、「おしょらいさん」(お精霊さん)を迎えに三室戸寺へ。
我が家では、毎年8月9日に三室戸寺へ「おしょらいさん」をお迎えに行きます。



境内の石碑。



山門が見えてきました。



山門。
ここ三室戸寺は西国十番札所なのです。



緑濃い境内。
私は「きれいな茶畑やなあ」と長女に言いましたが、「こんな所に茶畑はないような気がする」との長女の言葉にこれが茶畑でないことに気付きました。



境内の薬師如来。



階段へ。
多くの場合そうですが、お寺のバリアフリー化はかなり遅れている気がします。



境内のハス。



私んちと、そして姉の家の分。
合計二軒分の回向料を納めます。



お参りを終え、本堂を後に。
こんなものがありました。



説明。
なでると良いそうですので、一応なでてみました。



勝運祈願の宝勝牛(牛玉)。



境内のハスの花。









「お迎え鐘」をつきます。
書かれている通り百円を箱に入れましたが、「1回百円」の文字が書かれていることにやや違和感を覚えます。



「浮舟の古跡」の碑。
源氏物語の宇治十帖古跡めぐりのウオークをした際に1ヶ所だけ訪れなかったのがここ。
妻がパート勤務や家事で忙しくしている時間帯には、私は原則的に有料ゾーンは一切入らないことにしているから。



浮舟の古跡。



古跡全景。



境内のハスの花。















境内で深呼吸。
心が休まります。



三室戸寺を後に。



きつい階段。
やはりバリアフリーではないなあ・・・・。



美しい緑。



味がい深い庭園。






山門を出ます。



駐車場に戻る際に、とってもおいしそうなかき氷を食べている家族がいました。
私と長女とは、即座に「かき氷が食べたい」ってことで一致。
「どこで売っているんだろう・・・」と探すとすぐに発見!
私はこれを買いました。
250円が基本のかき氷に、山梨特産の桃を煮込んだフルーツをトッピングすると350円。
それがこれ。



このかき氷を食べて驚きました!!
そのおいしいこと。
長女は朝採れイチゴのトッピングを注文。
それも思い切りおいしかったようで、私も長女も「こんなにおいしいかき氷を食べたのは初めて!」という話題で盛り上がりました。
ちなみに。
白くてシロップがかかっているようには見えませんが、トッピングの下の氷にはカルピスがかけられています。
明日は妻も休暇。
私と妻と長女の3人で、お参りに加え かき氷を食べることも目的にして「明日も三室戸寺へ行こうか」ということになりました。



午後7時前に 家族が入院する病院へ。
病棟から見る西側。
雷が不気味にゴロゴロと鳴り響き、黒い雲が空をおおってきました。
それにしても、ここからいったい何度、夕日を眺めたことでしょうか。
家族の最悪の状態の日々、そして奇跡のような回復傾向に転じた時。
そして今日。
その都度、夕日は私を優しく励ましてくれました。
ただ一つの例外があります。
それは入院した家族がもうダメだと宣告された日の夕刻に見た夕日。
いい天気の日だったので夕日も素晴らしいものでした。
でも、病室の窓からその日の夕日を見た私は、目の前のベッドで苦しむ家族の姿を見ながら「この夕陽を家族にも見せてあげたいけれど、それは絶対に無理」とため息をついていたものです。
以下の写真はその日の夕日。




今世間の話題は北京五輪一色という感じでしょうか。
でも今の私にとって一番の関心事はオリンピックのことではなく、入院している家族のこと。
家族の帰宅に備えひたすら準備を整えるのに大忙しの毎日です。


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