所用で私の大好きな琵琶湖博物館に行き、とってもいい時間を持つことができました。
2008年10月某日
琵琶湖博物館へ。
巨大がザリガニの作りものが出迎えてくれました。
私はザリガニは食べる対象と思っていませんが、これを見て思わず「おいしそう!」って思ってしまいました。
巨大な淡水水族館。
トンネルの頭上を魚が泳いでいます。
不謹慎ながら、魚好きの私は「おいしそう!」ってついつい思ってしまいます。
味がありますねえ。
この写真を見て「西野水道だ!」とピンときました。
以前ここに来た時にはこの写真の存在すら気づいていませんでした。
北国脇往還ウオークの途中で寄った西野水道の印象は強烈でした。
西野の地形。
洪水が頻発して当然の地形だと分かります。
丸子船。
この船は、「現役最後の木造船の船大工」と言われる堅田の松井さん親子が建造された実物船。
堅田で進水し実際に琵琶湖を走行してからここ琵琶湖博物館にやって来ました。
「展示用」ではないのです。
戦前に丸子船を造ったことがある松井さんは「いつかまた丸子で使うことがある。」と考えて船釘を保存しておられましたが、それがこの船の建造で使用されました。
丸子船は7石から大きいものでは400石以上もありました。
小さいものを小丸子、100石以上のものを大丸子と呼びました。
実際に琵琶湖を走った丸子船。
迫力があります。
丸子船に積まれた米俵。
江戸時代中ごろには1,000隻を超える丸子船が琵琶湖の上を走っていました。
私のお楽しみの場所であるコーナーへ。
時代は1960年前後。
いやはや。
いですねえ・・・・
この少年キングには見覚えが。^_^;
洗濯機。
脱水装置がないので、グルグルまわる2つのローラーの間に、洗い終わった洗濯物を挟んで水を絞っていました。
洗濯板から女性が解放された画期的な電化製品がこの洗濯機。
電気冷蔵庫。
私が子どもの頃には冷蔵庫がある家が少なく、当然ながら我が家には冷蔵庫はありませんでした。
で、その私が子どもの頃の冷蔵庫は、中に氷を入れて冷やす方式。
氷は毎日購入しなくてはなりませんでした。
だから、電気冷蔵庫は画期的な製品でした。
大好きな歌。
ありましたねえ・・・。
缶はアルミではなくスチール。
月光仮面の姿が。
ダッコちゃん。
70年代前後。
godzillaの青春真っ只中の時代。
テレビでは東大安田講堂の学生の闘いの映像が。
東大全共闘の闘いをを思い出します。
「とめてくれるなおっかさん 背中の銀杏が泣いている 男東大どこへいく」。
「右も左も真っ暗やみ」の時代だったなんて任侠映画の歌の歌詞をもじって言われたりもしますが、決してそんなことはありません。
正しいものは正しいときちんと主張できるし、また主張しようとする多くの人がいた時代でした。
エマニエル婦人・・・。
ありましたねえ。
時は流れ80年代前後。
暗い夜道を歩く人にマスクをした女が背後から音もなく近寄り、肩をトントン叩く。
振り向くと「私きれい?」と尋ねてくる。
ぞっとした人は「え、ええ。」と答える。
すると女はおもむろにマスクを外し大きく裂けた口を見せて「これでもかい?」。
そう、そんな「口裂け女」伝説もこの頃に流行ったものです。
ランボーですな。
この時代の洗濯機。
「今でも使っている!」と言う人がいても不思議でない形式。
テレビ。
省エネの観点で考えると、上の洗濯機と同じでもう現役でいて欲しくない形式。
しかし当時の家電は強靭。
今でも使われている数は結構多いかも。
冷蔵庫。
って、見たら分かりますがね。^_^;
90年前後。
あっという間に30年が経過してしまいました。
洗濯機。
今でもどこにあっても不思議でない形式に進歩。
テレビ。
我が家もほんの少し前までこんな形のテレビが現役でした。
こんな時代だったんですね。
2000年。
もう「現代」です。
我が家に二台ある洗濯機のうちの1台はこれよりはるかに古く80年代のもの。
この洗濯機が最新機種に見えます。
冷蔵庫も新しい機種に感じます。
ただ、冷蔵庫やエアコンは省エネ機能の充実が著しいので、外観に関係なく年式が古いものであれば買い換えた方がいいようです。
ですが・・・、予算がなかれば無理な話。
一世を風靡した「ヨン様」。
今普通に食べているのものが。
農村の暮らしのコーナー。
雪隠の建物。
昔はこうして「別棟」になっていたので、冬や夜間は大変でしたよねえ・・・。
内部。
紙の散らばり方がリアルです。
思わず蓋を取って中をのぞいてみました。
蓋の内部は・・・・・。
それは秘密です。
気になる方は、琵琶湖博物館へどうぞ!
外部の汲み取り口。
この板の向こうに汲み取り口があります。
板を動かしてみました。
これが汲み取り口。
こういう汲み取り口も。
次に風呂場へ。
風呂桶。
こんな風呂には私は入ったことがありません。
風呂桶の内部。
囲炉裏。
館内を周ります。
京阪電車の昔のピクニックガイドが。
琵琶湖遊覧の案内。
いいですねえ。
今から250万年〜180万年前には、今の湖南から湖東にかけいくつもの湖沼や湿地が広がり、メタセコイヤなどの大木が茂る森にはゾウが生息していました。
コレクションギャラリー。
琵琶湖のおいたちに関係した資料を集めたこのギャラリーは、財政の都合で2008年より休止中。
ギャラリー前にあるこの骨格標本はすごい迫力。
ガオ〜。
化石林。
しゅう曲。
地層が途切れずに曲がっていることを「しゅう曲」と言いますよね。
「せっけん運動」を思い出します。
せっけん運動について。
私達の生活が水環境に与える負荷のイメージ。
清らかな水が日常生活にある風景。
最近行った琵琶湖一周オークや北国街道・北国脇往還ウオークでは、こうした風景を何度も見かけました。
決して失ってはならない貴重なもの。
同じ水を何度も使う。
素晴らしい生活の知恵。
きれいな水がある場所で食材の調理。
実に合理的。
タライと洗濯板による洗濯。
これは実に大変な仕事でした。
「とまっているホタルはヘビの目」ですか。
言葉で「ホタルを大事にしなさい」と言うよりはるかに効果的ですよね。
ホタル捕りの道具。
昔は宇治にもホタルがいましたが、捕まえて遊んだ記憶はありません。
なぜなんだろう・・・・・?
空き缶があると嬉しかった時代ねえ・・・・・。(遠い目)
館外へ。
比叡山の特徴的な姿が見えています。
烏丸半島には定期船が停泊中。
ずっと見ていましたが乗客は皆無の模様。
この船にも一度乗ってみたいなあ。
素晴らしい琵琶湖。
再び館内へ。
なぜか、この展示に今回私は一番心を惹かれました。
ずっと止まっていた風車が動き出しました。
さて、博物館にお別れ。
琵琶湖って素敵なだけでなく、知れば知るほど奥が深いと感じます。
ますます琵琶湖が好きになりました。
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