今日は、京都市街地の紅葉を観るウオーク。
少し時期遅れですが、1週間前の週末は仕事で潰れてしまったのでやむなく今週末に。
時期遅れとはいうものの、そこは京都の紅葉。
素晴らしい「残り紅葉」でした。
本日のウオーキング歩数、20,962歩。(うちエクササイズウオーク20,962歩)、消費カロリー1,155kcal。
2008年12月6日(土)
JR奈良線の東福寺駅で下車。
通天橋が見える場所に着きましたが、庭園と通天橋付近は完全に紅葉が終わっていました。
東福寺境内を散策。
紅葉が終わってしまった東福寺は、散ってしまった風景が素晴らしい。。
東福寺の紅葉はほぼ終わっているものの、一部にはこうして残っていました。
経堂の付近にも。
東福寺の経堂には「じゃんけん」をしているとしか思えない像があります。
これは「ぐう」。
像が老朽化してきたからだと思われますが、以前にはなかった白いテープが張られていました。
転倒防止用でしょうか。
チョキ。
ぱあ。
指の欠損が痛々しく感じられます。
正午近くの日光を浴びる紅葉を観ながら東福寺を後に。
東福寺境内では、様々な営業活動が。
去年よりかなり多いと思えます。
土産などを買うのはとっても便利になった感があります。
東福寺境内には紅葉以外にも様々な素敵な見どころがあります。
東福寺を後にして北上。
寶樹寺前通過。
寶樹寺には、牛若丸の母親である常磐御前が牛若丸などと共に奈良へ逃れる際に降り出した雪を避けるため使ったとされる「雪除けの松」があります。
更に北上して南大門前へ。
南大門の下には、かつての状態で残っている金箔が。
この金箔は何の保存の措置も講じられていません。
古都京都は、何で歴史的遺物の保存措置を講じないのでしょうか。
イチョウの紅葉が美しい東山通りへ。
西進し「たかばし」の第一旭で少し早い昼食を済ませ、再び東進。
今熊野観音へ。
橋近くには紅葉が残っていましたが、本堂付近には紅葉はもうほとんど残っていませんでした。
東福寺と同じく、ここでも散った後の紅葉がとってもきれい!
今熊野観音をあとに。
京都一周トレイルコースへ向かいます。
10分ほど山道を歩き住宅地へ。
剣神社へ寄ります。
撫で石。
撫で石を撫でてから、身に障りがある場所を撫でればいいとされています。
自転車の転倒事故で重度の怪我を負い、骨折治療だけでなく人工じん帯を装着することになった右肩を撫でました。
剣神社を後にして歩を進めます。
とっても素朴な京都一周トレイルの案内。
山岳遊撃態勢に入ります。
園芸店で見るような植物が自生している様など眺めながら速歩。
紅葉の絨毯を踏みしめながら結構長い山中ウオーク。
誰一人、人には会いませんでした。
山道を歩き終えました。
国道1号線(五条通り)へ出ると「すく大仏」と刻まれた石碑が。
私はこれと同じような石碑を見て京都に大仏があったことを知りました。
京都にはかつて、奈良大仏より大きい大仏があったのです。
清水寺の参拝用ゲートを目指します。
山道を抜けてからすぐに清水寺に行くことができます。
清水寺境内へ。
清水寺境内。
紅葉の盛りはもう過ぎているというのに結構な人出。
音羽の滝前通過。
燃えるような紅葉を眺めながら石段を上がります。
和服姿の女性が驚くほど多くお参りしていました。
清水寺境内にある地主(じしゅ)神社へ。
地主神社には多くの神が祀られています。
恋占いの石。
何となく俗っぽい気配が漂いますが、地主神社の由緒書きによれば縄文時代から伝わるとされます。
「おかげ明神」。
後方の杉は「呪い杉」。(-_-;)
描かれている絵が思いきりリアルですがな。^_^;
丑の刻参りの釘の跡。
釘を打った女性の心は一体どんなものだったんでしょうか・・・・・。
わ、わお!(*^^)v
盛りは完全に終わっているものの、それでも美しい紅葉が残っている清水寺。
「腐っても鯛」という言葉がありますが、そのことばを思い浮かべます。
盛りが過ぎても清水寺の紅葉は素晴らしい。
ただ、今年の紅葉狩りの人数は、清水寺は嵐山にトップの座を奪われてしまったようですが・・・・。
カエデの紅葉を集中的に見ようと思えば清水寺、きれいな水が流れる風景の元で紅葉を愛でようと思えば嵐山。
甲乙はつけられるはずがありませんがね。
清水寺の紅葉をズーム。
先ほど見た記憶がある和服美人を発見。
速歩で追い越します。
追い越して驚き!
中国語の会話が聞こえてきました。
どうやら、この和服の美人達は中国人。
日本も中国も同じアジア人。
末永くいい関係を保たなくてはないはず。
今回のウオークで、私はこの清水寺の風景が最も気に入りました。
清水寺を後に。
円山公園を目指します。
その途中で、「体験舞妓さん」の集団に遭遇。
か、可愛い〜。
円山公園近くへ。
翆紅館跡。
結婚式が行われていました。
この花輪には「縁」と書かれていました。
そう言えば年子3人を授かった我が家でも、私が妻と出会ったのは本当に縁あってのことだと思います。
妻と初めて出会ったのが春なのに、その年の秋にはもう結婚しました。
「縁は異なもの味なもの」と言いますが、本当に縁とは大事。
霊仙観音。
高台寺前へ。
京都に伝わる「幽霊子育て飴」の話では、墓場で見つけられ赤ん坊は成長した後に寺の高僧になったとされます。
その寺はどこかというと、ここ高台寺なのです。
高台寺から階段を下りながら美しい紅葉を眺めます。
ねねの道へ。
洛匠前へ。
庭園を格子の間から眺めます。
銅閣寺。
京都の金閣寺と銀閣寺は有名ですが 、京都には金閣寺と銀閣寺の他に銅閣寺も存在するのです。
間もなく円山公園。
美しいこの紅葉は、丸山公園近くの料亭のもの。
円山野外音楽堂。
今の団塊の世代が若かりし頃のかつての「政治の季節」には、ここ円山野外音楽堂は頻繁に政治集会で利用されていたものです。
円山公園通過。
欧米系の人がギターを弾きながら歌っていました。
その足元には、100円玉がいくつか入っている箱が。
でも残念ながら観客は皆無。
今日の稼ぎは悪いかも・・・・、などと他人事ながら心配になります。
月は朧に〜東山〜♪
円山公園の中には「祇園小唄」の石碑があります。
円山公園内の「子弟愛の像」。
室戸台風で崩れ落ちようとする校舎内で、7人の子どもを守って必死に耐える先生の姿に感動。
どんどん北進し知恩院前。
道路の真ん中にこんなものが。
瓜生石。
不思議な言い伝えがある瓜生石。
その石が撤去されずこうして京都市街地の道路の真ん中に鎮座しているのです。
瓜生石近くの寺の門前にある「戦友」の歌詞が刻まれた石。
この「戦友」は軍歌とされていますが、私には「厭戦歌」だと感じらてなりません。
平安神宮の大鳥居。
何度見てもこの鳥居は本当に大きい!(@_@)
京都市美術館前通過。
レトロな建物が素敵。
丸太町通りで右折し東進。
白川通から再び北上し、紅葉の名所である真如寺へ。
紅葉はほとんど終わっていましたが、それでもどっこい!
このように、まだ紅葉は一部残っていました。
イチョウの葉の絨毯の黄色とカエデの赤。
素晴らしいコントラスト。
素晴らしい紅葉を見ながら真如堂をあとに。
黒谷の栄摂院(えいしょういん)へ。
ここ栄摂院は紅葉の時期になると、普段には全くと言っていい程ない「人の流れ」ができます。
紅葉の名所を人は実によく知っているなと感じます。
栄摂院境内に残る紅葉。
素晴らしい境内。
庭園もとっても素敵。
黒谷にあるのと同じような小さな大仏さまが。
栄摂院をあとにして哲学の道を目指すことに。
極楽橋を渡ります。
黒谷をあとにして哲学の道方面へ。
東山山麓へ近づきます。
「哲学の道」へ。
足もとに、素晴らしい紅葉が午後遅くの光を浴びて輝いていました。
哲学の道の紅葉も、まだほんの少しですが残っていました。
琵琶湖から流れてくる疎水の水に写る紅葉。
実際の紅葉よりも水面に映る紅葉の方が輝いて見えました。
哲学の道最南端を過ぎて自動車道路へ。
永観堂へ。
永観堂の紅葉もほぼ終わっていましたが、どっこい!
こうして一部残っていました。
永観堂幼稚園の紅葉。
素晴らしい!
日没近い日を浴びる紅葉。
素晴らしい永観堂幼稚園の紅葉。
ズーム。
最高の紅葉。
残り紅葉には、日没前の光が似合うのかもしれません。
南進し南禅寺へ。
日没間際の黄色い紅葉をズーム。
ほとんど残っていない南禅寺の紅葉ですが、一部残っている紅葉もそれはそれで素晴らしい。
日没直前の陽に照らされる紅葉。
今年の紅葉はこれで見納め。
帰路へ。
インクライン下のトンネルである「ねじりまんぽ」を通過。
地下鉄・蹴上駅へ向かいます。
仕事の関係で先週末は休みなし。
ゆえに、私の今年の京都の紅葉狩りは「残り紅葉」の今の時期にに。
「残り」とは言えども、そこは京都の紅葉。
素晴らしい紅葉を楽しむことができました。
京都って本当に素晴らしい。
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