今日も夜間の用事がある日。
勤務終了から夜間の用事まで少し長めの時間があったので、夕刻トレーニングで男山に登りました。
今年5回目の男山登山。
走上りルートから登る予定だったのですが、「せせらぎルート」という案内が目に入ったので「せせらぎルート」を登ることに。
「せせらぎルート」があることは初めて知りました。

本日のウオーク歩数、約6,000歩。(万歩計を持参せず)

2009年2月5日(木)




走上りバス停付近から男山に登るため、走上りバス停を目指します
紅葉の名所である善法律寺前通過。



「男山散策路せせらぎルート」の案内発見。
「せせらぎルート」があるなんてことは知りませんでした。
あとほんの少しで走上りバス停なんですが、今日はこの「せせらぎルート」を登ることに。



もう日没時間。
うっそうと茂る木々や竹で日の光が届きにくい山道では、足もとが既に暗くなっています。



男山の竹。
エジソンの電球で有名。



登山道の右側には清流が。
でもそれは「土石流危険渓流」だそうです。(@_@)
そんな名前の渓流があったんですね。



砂防ダム。
土砂が満杯になって今ではもう何の役割もはたしていません。
砂防ダムを造るなら、建設後に定期的に流入した土砂を取り除くことを見越して、長期的・恒常的なメンテナンスの予算を組む必要があります。
でもそれをすると建設費にプラスして莫大な長期予算が必要。
予算消化のために砂防ダムを建設し そして造ってしまったらそれで何もかもおしまい。
今の日本の無責任な政治状況が見て取れます。



ぬかるんだ道を歩き続けます。
汗が出てきました。
夏なら蚊の猛攻を間違いなく受けるはず。
加えてマムシなどの危険性もかなり高そう。
ベンチがありましたが、あまりこのベンチを利用する人はいないだろうなあ・・・・・。



驚きました!
このルートに町石があるとは。
「四丁」と刻まれています。



道脇に土のうを発見。
散策路から馬場谷川の水面までは5メートル程あります。
出水時には馬場谷川の水深は5メートルを超えるのでしょうか。
あるいは周りの斜面から大量の水が流れ込み道を削っていくのでしょうか。
土石流危険水系であることが納得できる風景。



道が細くなり、周囲の植生は原生林の風情さえ漂ってきました。



行く手に根こそぎ倒れた木が。
台風の強風で倒れたんでしょうか。



「男山」と刻まれた石碑。



脚がだるくなり始めた頃に急階段が現れました。
上が明るいのでどうやら登り切った模様。
登り始めてまだ15分程しか経っていないことが信じられないほど濃い時間を過ごしました。



階段をあがりきると、目の前に忽然と建物が姿を現わしました。
石清水八幡宮研修センターです。



伐採した竹を処理すると思われる装置があります。



とことん錆び切った軽トラ。



坂道を上がりきると、石清水八幡宮上院の境内のどこに出るのだろう・・・・・・。
全く想像がつかないまま興味深々で歩を進め、ついに境内の参道へ。
出た場所は何と、かつて白馬がいた神馬舎横でした。
この案内は見たことがありますが、途中から「ひだまりルート」に合流するんだと思っていたので一度も通ったことがありませんでした。
男山は本当に四方八方から登ることができることに改めて驚きました。



石畳の参道。



お参りすることに。






男山レクレリエーションセンター方向へ。



「ひだまりルート」との分岐点。



男山レクレリエーションセンター到着。
ここから八幡市最高峰を通って杉山谷不動を目指します。
もう結構薄暗くなっていますが、下山までに真っ暗にならないと判断してこのコースへ。



25分と表示されたコースを10分で歩くことを目標とします。



レクセン前にある「黄金の竹」。



「黄金の竹」の説明。



大きなアンテナの真下にあるベンチ。
電磁波を大量に浴びながらここで座って休む人は、まずいないことでしょうね。



八幡市最高点到着。
鳩ヶ峰山頂です。



三角点。



国分寺跡もあります。
かつてのこの辺りの賑わいがしのばれます。



急激に暗くなりました。
今は完全に見えないということではないのですが、あと数分で暗くて足元が完全に見えなくなるはず。
暗くて足もとが見にくくなることは想定していましたが、完全に見えなくなることは想定していませんでした。
その状況を計算式で表すと、「(想定内+想定外)÷2」かと。^_^;
ライトを持参していないので、必死で先を急ぎます。



足元がほぼ見えなくなる寸前、と言うか既に見えなくなってしまった直後の危機的状況で何とか男山ケーブルの線路が見える場所へ到着。
ここまでくればもう安心!
だって階段を10段ほど下れば、そこはもう神応寺境内ですもの。



ケーブルカー通過。
山中ではもう夜中のような闇だったのに、ここに着いて見た空にはまだ明るさが少しだけ残っていました。
写真のケーブルカーは高速で通過しているように見えますが、実際には歩くほどの速さ。
暗くなるとシャッター速度が遅くなり、光を放ちながら動くものは写真ではこのように写るのです。



杉山谷不動堂方面へ下ります。
「神応寺不動堂」と案内板に表示されているのが杉山谷不動堂なのです。



杉山谷不動尊へお参り。
平安時代の初期、ここに この地周辺の人々に危害を加える悪鬼が出没。
諸国行脚中の弘法大師(空海)がこの話を聞くに及び、この地に出向いて法力により悪鬼を封じることに。
無事に悪鬼を封じた後、弘法大師は一刀三礼により不動明王を刻んでこの地に安置し人々を護ったとされます。
その不動明王はここ杉山谷不動の秘仏として、また厄除不動として今も人々から厚い信仰を受けています。



参道のど真ん中にある石灯篭。



男山ケーブル橋脚の基礎部分。
「京阪電気鉄道株式会社 男山橋梁 昭和30年」との表示が読み取れます。



不動尊境内をあとに。
「二の丸引面(にのまるひきめ)」と額に書かれた鳥居をくぐると霊泉瀧(引面の瀧とも言う)という水行場があります。
水行場に少しだけ寄ろうと考えていたんですが、もう暗かったので水行場の入口を見落としてしまい結局行かずじまい。
でも行かなくてよかったです。
夜間の用事がある場所に行って雑談をしていて、その水行場の脱衣場で最近とある怖い出来事があったって聞きました。
行かなくてよかった!



夏場には絶対に杉山谷不動付近の沢に入ってはいけません。
マムシが怖いから。
と言っても冬場の今でも、「蛇がいないので一度沢に入ってみたい」とは全く思いませんがね。



弘法大師が妖怪を封じたとされるこの辺り。
地すべりや山崩れなどの危険性があるかなり「物騒な」地形なのです。



重文の航海記念塔前通過。



時間がせいているので高良神社境内からショートカット。



とっぷりと日が暮れた安居(あんご)橋。
さて、用事がある場所に急ごうっと!



わずか1時間強のウオーク。
なのに極めて濃い時間になりました。
初めて歩いた「せせらぎルート」も興味深かったです。


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